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【ショートストーリー1th:『少年のお願い事』-④】

舞台は、ある青年の家。
それは、シャーリィーが1日だけ借りた家。

でも、その光景は、
あの借家とは、異なるまったく違う景色。

そう・・・例えるなら銀世界

ただ、ただ真っ白な景色が広がる。
その銀世界の家の中にいるのは、二人。

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    !!X'mas当日!! ~少年ビジョン②~
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『うわぁ~、すごいやぁ。』

思わず、その景色に見とれてしまった。
見れば、壁に・・・窓に・・・床に・・・。
すべてが白一色に染まっている。

そして、後ろを振り返ってみると、

『あれっ!?
 昨日のお姉さん!?』

さっきまでサンタタイニーだと思ったのに、、、。
確か、ハリエット・・・お姉さんは名は確かそう言ってた。
そのお姉さんがしばらく満面の笑みを浮かべたあと、
急に真面目な顔をして、

『さっき言った条件だけど・・・、
 それはお願い事の半分、50%を君自身が叶える事。
 それが条件だよ。
 そして、
あたし達にできるのは、ここまで。』

えっ。
僕自身が残りの半分を・・・。
でも、僕のお願い事は、

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ダウンタウンでも
が見れるようにして欲しい。
そして、それをみんなにも雪を見せること。
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だから、だから、ここまで準備してもらったお姉さんには、
こんなことは言いたくはないんだけど、



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『お、お姉さん、ごめんなさい。
 僕は、本物の
をみんなに見せたいんだ。
 確かにこの部屋は、
雪景色のようで、とっても綺麗だよ。
 でも、やっぱり、本物の
じゃないんだ。
 だから、お姉さんには、
 お願い事の半分も叶えてもらってないんだよ。』

その僕の言葉に、
お姉さんは、首を振った。

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『それは、たぶん違うと思うよ。
 君の本当のお願い事は何?

 本当にをみんなで見れればいいのかな?
 それが毎年お願いしてたことなのかな!?

 あたしはねっ。
 ちょっと違うと思うんだ。
 だから、ちょっと考えて欲しいんだ。

 君は、なぜ
を見れるようにしたいの?
 君は、なぜみんなで見たいと思うの?
 君は、なぜお願い事をみんなに話し回っている?』

僕の本当のお願い事・・・。

僕は、が見たい。
僕は、みんなで見たい。
僕は、みんなと過ごしたい。

だから、

僕の本当のお願い事は。

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X'masの日に、みんなで一緒に過ごすこと。
みんなに
を見せるのは、ただの口実。
本当は、特別な日に大切な人達と一緒に過ごせる、
そんな時間が欲しい、そんな日にしたい。

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『それが、君の本当のお願い事。
 そして、
あたし達にできるのは、お願い事の半分。
 つまり、みんなが集まれる場所の提供をすること。

 ここが、その場所って訳なのさ。』

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  ♪♪    X'masパーティー会場    ♪♪

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『あとは、君の番。
 残りの半分の50%は、君の大切な人達を集めること。
 それが、条件だよ。

 いいかなぁ~、少年。
 君の『本当のお願い事』は、

 待ってても、

 祈ってても、

 信じてても、

 それだけじゃ駄目。

 君がお願いすることは、
 君自身が実行し、決定しなくちゃ駄目なんだよ。

 だって、そのお願い事は、
 君が叶えたいって願ったものだから。

 君のお願い事は君だけのもの。
 だから、そのお願い事の中心には、
 君がいないといけない、君が主人公じゃないといけない。

 だから、p(*^-^*)q がんばっ♪』

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『うん、そうだよね、、、うんうん、やっぱりそうだよね。
 やってみるよ、お姉さん。
 僕は今まで、待っていただけ、祈っていただけ、信じていただけ。
 でも、それでおしまいだった。
 だから、今年は、僕自身の手で、叶えてみるよ。

 ここに、
 たくさんの人を呼んで、
 たくさんのおいしい料理を食べて、
 たくさんの何気ないお話ができるように。

 こんな綺麗な雪景色の部屋なんだよ。
 きっと、話題なんかたくさんあるよ。

 ねぇ、お姉さん。
 僕がたくさんの人を呼んだとき、
 お姉さんも、、、、いや、
お姉さん達も来てくれるかな?』

『うん、そのときはきっと来るよ。』

あれ?
急に声が遠くに聞こえて、ふと振り返ってみたら、
お姉さんがいない。

本当にサンタさんじゃないよね、あのお姉さん。
でも、たくさんの人を集めれば、
きっとお姉さん達に会えるはずだよ。

だから、いまはみんなに声をかけに行かなくっちゃ。
楽しくって、平和で、穏やかな、
そんなX'masパーティーにしなきゃ。

だから、がんばるよ、お姉さん達。
そして、ありがとう・・・メリークリスマス♪

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!!X'mas当日!! ~少年ビジョン~  Fin♪
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結局、たくさんの人達が集まったのでしょうか。
結局、ハリエット達は再び現れたのでしょうか。

いいえ。
きっと、たくさんの人達がワイワイ楽しく騒いでるでしょう。
そして、X'masパーティーの終わりくらいにハリエット達は、
コッソリと登場してきているのでしょう。



このお願い事は、誰一人欠けても、
叶わなかったはずです。

青年がいなかったら、とある三人達がいなかったら。
いえいえ、それより少年がお願い事をしなければ、
この物語は、続かなかったのでしょう。

叶った事を、
人は『ある言葉』=『奇跡』と呼ぶけれども、
その『奇跡』を起こすためには、
「すがること」をせず、「逃げ」ることもせず、
そして、「ただ純粋に心に抱く」だけでも駄目。

自分が主人公として行動しなければいけない。
それが、実現への近道なのです。

長々となりましたが、
皆様に良いX'masストーリーが提供できたのなら
これ幸いです。

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ショートストーリー:『少年のお願い事』-⑤へ ~続く~

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えっ、続くの!?

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コメント

うんうん
やっぱり自分で頑張らないとですね
あれ?続くんですか!?
ところでこの子はリロ君ですか?

投稿: ゆんちゃん | 2008年12月24日 (水) 02時01分

ふむふむ、なかなか考えさせられるお話でした~
そうですよね~、やっぱり願いっていうのは自分で実現してこそデス!

ってホントに続きあるんですか?w

投稿: メル | 2008年12月29日 (月) 13時33分

レス遅くなりました^^;

>ゆんちゃんさんへ

 そのとぉ~り、リロ君です!
 下町で、急遽スカウトしまいたぁ!
 とりあえず、適当に題材を拾って、
 考えを搾り出した内容となりましたが、
 なんとか形になって良かったです!

>メルさんへ
 とりあえず、途中までは、
 普通に作ってて、捻りが無かったので、
 今回の内容になった経緯があります。

 書き手として、シロウトなものな分、
 見苦しい点があったと思いますが、
 何か感じていただけたなら幸いです!

っと、ちなみに、
あと1話(!?)、裏話を
書かさせていただきますb^^b

投稿: ばっきー(管理者) | 2009年1月 4日 (日) 17時21分

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